@article{oai:sgul.repo.nii.ac.jp:00001844, author = {奥谷, 浩一}, issue = {100}, journal = {札幌学院大学人文学会紀要 = Journal of the Society of Humanities}, month = {Oct}, note = {田中正造は,足尾鉱毒事件および谷中村強制撤去と闘い,その全生涯を反公害闘争と民衆救済のために捧げた稀有の政治家である。しかし,それだけではない。正造は,足尾鉱毒反対闘争を闘う過程でいや応なしに鉱毒を河川流域に拡散させる渡良瀬川および利根川水系の洪水の問題に直面させられ,精力的な治水行脚を行った結果,その主たる原因が渡良瀬川水源地域の森林の大量伐採,関宿の突堤と栗橋鉄橋の設置にあると喝破したからである。この過程は正造をたんなる政治家または反公害闘争の指導者から,当時としては稀な環境思想家へと成長させる契機となった。本論文では,環境思想家としての正造の思想のなかでもとりわけ水と河川の思想に焦点を当てて,現代の河川思想および環境倫理学から見た場合のその思想の意義を解明する。, Bulletin, 論文, Articles}, pages = {47--61}, title = {田中正造の河川と治水の思想(1)}, year = {2016} }