@article{oai:sgul.repo.nii.ac.jp:00002914, author = {久保田, 義弘}, issue = {14}, journal = {札幌学院大学経済論集 = Sapporo Gakuin University Review of Economics}, month = {Nov}, note = {中世の思想家1 であり,平和主義者2 であり,宗教家3 でもあり,そして人文主義者4(ヒューマニスト,ユマニスト)であったデシデリウス・エラスムス(Desiderius Erasmus,1466/1467 年生-1536 年没)の言葉を通して,彼自身が人間をどのように捉えていたのか,あるいは社会をどのように見ていたのか,同時に,彼自身が日常的に接していた現実の一般大衆5(後の17 世紀には市民革命後の主役となる大衆)をどのようにみていたのかについて考察する。  本稿では,中世の大家として知られるエラスムスが,特に彼の著作『評論「自由意志」』を通して人間の「自由意志」をどのように位置づけ,人間の行為・行動に宗教すなわち信仰がどのように影響していると考えていたのかを聖書の言葉の解釈と共に示し,さらに信仰や宗教がその社会にどのように関係しているかを考察する。よって,本稿では,エラスムスの「自由意志」の意味を明らかにすることに焦点をあてるために,必要がある限りにおいてエラスムスとルターとの見解の相違に触れ言及することになる。, Bulletin, 研究ノート Note}, pages = {41--95}, title = {人間の「自由意志」についてのエラスムスの見解─知識人の人間観ならびに社会観(4)─}, year = {2018} }