@article{oai:sgul.repo.nii.ac.jp:00003135, author = {室橋, 春光}, issue = {2}, journal = {札幌学院大学心理学紀要, Bulletin of Faculty of Psychology Sapporo Gakuin University}, month = {Feb}, note = {二重過程理論dual process theory は,カーネマンらの行動経済学に関する著作により広く知られることになった。本論では,Evans らによるシステムⅠとシステムⅡからなるモデルを紹介した。システムⅠは,進化的に古くから存在しているとみなされるメカニズムである。生得的な入力モジュールと領域特定的な知識を利用して自動的処理を行うサブシステムからなる。他方システムⅡは,進化的に新しいメカニズムで人特有のものであるとされる。抽象的な推論や仮説的思考を可能にするメカニズムであるが,そのような高次処理は制限容量に強く制約される。対極的な特性をもつこれらのシステムの関係について,さらにNey やカウフマンらの考え方に沿って,処理系列上の特性,学習への適用などについて検討した。最後に,このモデルを自閉症スペクトラム症に適用した研究を紹介し,臨床適用の有用性についても検討した。, Bulletin, 研究ノート, Research Note}, pages = {13--26}, title = {こころのDual Process Theory}, volume = {3}, year = {2021} }