@article{oai:sgul.repo.nii.ac.jp:00003147, author = {玉山, 和夫}, issue = {15}, journal = {札幌学院大学経営論集, Sapporo Gakuin University Review of Business Administration}, month = {Mar}, note = {本稿では,中央銀行の金融政策としてハイ・パワード・マネー(HPM)の供給量をとり,それと円/ドル・レートの関係を論じる。  長い間日本銀行の金融政策と円/US ドル・レートの間には,有意な相関は見られなかった。つまり,日本のHPM 供給量の増加(減少)と円安(円高)は,結びついていなかった。一方,アメリカの金融政策と円/ドル・レートの間には,強い相関が存在した。アメリカのHPM 供給量増加(減少)が,ドル安円高(ドル高円安)に結びついていた。つまり,円高・円安はアメリカのHPM 供給量とのみ,関係があったと言えるのである。それが,黒田東彦氏が日銀総裁に就任して以降,日本のHPM と円/ドル・レートの間には,長期的な安定関係と言われる共和分関係が成立するようになった。同時期,アメリカのHPM と円/ドル・レートの間には,共和分関係は成立していない。  少なくとも円/US ドル・レートと日本のHPM との関係で見る限り,黒田日銀総裁の金融政策は,これまでにない明確な相関を築いたといえる。, Bulletin, 研究ノート, Note}, pages = {57--66}, title = {黒田日銀総裁の金融政策と為替レート}, year = {2021} }