@article{oai:sgul.repo.nii.ac.jp:00000349, author = {井上, 仁}, issue = {6}, journal = {札幌学院大学経済論集 = Sapporo Gakuin University Review of Economics}, month = {Oct}, note = {本稿では,日本の量的緩和政策期間(2001年3月から2006年3月の期間)において銀行貸出経路が働いていたかどうかを検証する。この期間の日本の量的緩和政策の効果を評価することは,日本に限らず世界中の多くの国々にとっても重要な課題である。銀行財務データを用いたパネル実証分析の結果,日銀当座預金残高目標の拡大は銀行貸出成長率を有意に押し上げていた。また,資産規模が小さい銀行は大きい銀行に比べて貸出をより多く増加させており,不良債権が少ない銀行は多い銀行に比べて貸出をより多く増加させていたことも明らかになった。これは,マクロデータを用いた分析と対照的な結果である。しかし,個別銀行別のミクロデータによる分析の結果,量的緩和政策は資産規模が小さい銀行や不良債権が少ない銀行の貸出を下支えする効果があったことが示唆される。, Bulletin, 論文, Article}, pages = {41--58}, title = {量的緩和政策期間における銀行貸出経路}, year = {2013} }